インプラントの手術は痛くありませんか？

インプラント手術の際は、事前に局所麻酔を行うため、痛みを感じることはありません。術後に麻酔が切れると痛みを感じることがありますが、処方された痛み止めのお薬を服用されることで痛みは緩和されます。また、当院で対応しているフラップレス手術を行った場合は、歯茎を切らない・縫わないため、術後の痛みや腫れが最小限ですみます。

インプラントの手術後は患部が腫れますか？

通常のインプラント手術についてはほとんど腫れることはありません。骨量が不足している場合には骨造成（骨を増やす処置）を併用するため、術後に患部が大きく腫れることがあります。
※静脈内鎮静法下で手術を実施した場合は、点滴で痛み止めや腫れを抑えるお薬を投与するため、痛みや腫れが緩和されます。

歯科医院によってインプラントの費用が違うのはなぜですか？

採用しているインプラント体や行う検査の内容によって費用が異なります。近年では、多くのメーカーがインプラントを製造しており、その金額は様々です。すべてが悪いとは断言できませんが、格安インプラントの中には粗悪なものも多くあり、長期的にお使いいただくことが困難な場合があるため、実績や信頼のあるインプラントメーカーを選択することをおすすめします。

インプラントのケアは大変ですか？

インプラント埋入後のケアについては、ご自身の天然歯と同じです。入れ歯のように取り外して洗浄するなどの特別なケアは必要ありません。毎日、通常の歯磨きを行いながら、歯科医院にて定期メンテナンス（咬み合わせの確認・調整やクリーニングなど）を受けていただくことになります。

インプラントは金属アレルギーでも大丈夫ですか？

インプラント体の素材はチタン合金というアレルギーリスクが低く、生体親和性の高い金属ですので、基本的には問題なくインプラント治療を受けることができます。しかし、金属アレルギーの可能性がゼロではないため、金属アレルギーのある方は事前に歯科医師に相談しましょう。

インプラント手術の際は入院が必要ですか？

インプラント手術は抜歯と同じように局所麻酔下で実施するため、入院は必要ありません。一般的なインプラント手術であれば、通常の歯科治療と同じ位の時間で手術が終了します。

骨が足りない場合は絶対にインプラント治療を受けられないのでしょうか？

歯を失ってから長い期間が経過すると、少しずつ骨が痩せていくため、インプラントを埋入するために必要な骨量が不足してしまう場合があります。そのような場合には、骨造成法（ソケットリフト・サイナスリフト・GBRなど）を併用して骨量を増やしてあげることでインプラント治療が可能となります。

糖尿病や高血圧などの持病があってもインプラント治療は可能ですか？

糖尿病や高血圧がある場合は、感染症リスクが高くなったり、合併症を引き起こす可能性があるため、病状によってはインプラント治療が困難となります。しかし、糖尿病や高血圧の方であっても、血糖値や血圧のコントロールがきちんとできている場合はインプラント治療を受けることができます。持病がある場合は、必ず担当の歯科医師に相談しましょう。

インプラント治療は年齢制限がありますか？

インプラント治療は基本的に顎骨の成長が終わった20歳以上であれば、どなたでも受けることができます。しかし、持病があったり、骨の状態や口腔内環境・全身の健康状態に問題がある場合は受けられないこともあります。

歯がボロボロでもインプラント治療は可能ですか？

歯が数本しか残っていない方や歯がボロボロな状態でも、インプラント治療で見た目や咬み合わせを改善することができます。多くの歯を失っている場合には、4本のインプラントで片顎すべての歯の機能を回復する「All on 4」・「Pro Arch」というインプラント治療をおすすめいたします。1本ずつインプラントを埋入するより、外科処置の回数が少ないため、身体への負担や費用を抑えることができます。

インプラント手術後に食事はできますか？

インプラント手術後は食事を取っていただけますが、傷口に負担がかからないよう、熱いものや刺激の強いものは控えましょう。また、口腔内を傷つけないよう、麻酔の効果が完全に切れてから食事を取るようにしましょう。